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来月、プラントごとに見通し 東電小森常務 福島第一の冷温停止時期で

 東京電力の小森明生常務(原子力・立地本部副本部長、福島第一安定化センター所長)は19日、福島民報社のインタビューに応じ、来月中旬にも福島第一原発1~3号機ごとに「冷温停止」となる時期の見通しを示す考えを明らかにした。
 小森氏は循環注水冷却している1~3号機の原子炉への注水量と高濃度汚染水量をいかに低減させるかのバランスを取ることが冷温停止に向けた最重要課題に挙げた。
 汚染浄化システムの効率化で注水量を増やし、1~3号機ごとに冷温停止となる時期を計算するという。来月中旬に予定されている次回工程表改定時に冷温停止の見通しを示す予定。冷温停止は避難区域解除・縮小の条件となる。ステップ2では冷温停止の時期を10月から来年1月までを目標としている。
 原子炉建屋ごとに原子炉の状態や作業条件が違うことから、冷温停止は1~3号機ごとに異なる時期となる可能性を示唆した。
 燃料取り出しまでの事故収束時期については、米国スリーマイル島原発事故が10年かかったことを例に挙げ、福島第一原発事故では3つの原子炉が損傷したことやスリーマイル島事故よりも原子炉の損傷具合が大きいとして「簡単なことではない」と明言を避けた。
 その上で、「原子炉容器内の調査やモニタリング技術の確立、燃料の取り出しの遠隔操作などが必要」との認識を示し、関係機関と連携して新技術開発を検討していくことを明かした。

カテゴリー:福島第一原発事故

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