福島救急医療シンポジウムは4日、福島市の県医師会館で開かれ、医療関係者や市民が放射線の人体への影響や大災害発生時の救急医療を学んだ。
9日の「救急の日」を前に福島医大の主催、県医師会などの共催、福島民報社などの後援で、約200人が参加した。
教育講演では熊谷敦史長崎大国際ヒバクシャ医療センター助教が「放射線の影響を考える」をテーマに話した。熊谷助教は原爆やチェルノブイリ原発事故のデータを紹介しながら、東京電力福島第一原発事故による県民への健康被害の可能性などを解説した。
東日本大震災で救急医療に携わった福島医大救急医療学講座の島田二郎講師や長谷川有史助教、塚田泰彦助教らが活動を報告した
(カテゴリー:福島第一原発事故)