東日本大震災の津波の被害に遭った、いわき市久之浜町で季節外れのサクラが咲いた。
いわき中央署久之浜駐在所近くの坪井商会の駐車場にあるサクラで、従業員の女性が咲いたのを見つけたのは約1週間前。4月に一度咲いた後、一部の枝の葉が落ち、花が咲いたのは葉がなくなった枝だという。
女性は「葉が落ちたのは津波を受けた影響ではないか。その時点で『冬が来た』と勘違いしたのかも」と推測。「45年以上見ているが、この時期に咲くのは初めて。生命の力強さを感じる」と驚いていた。
(カテゴリー:福島第一原発事故)