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なみえ焼きそば味守る 東北B-1グランプリ出場 

会場で浪江町への思いを話す八島さん(中央)

 「いつ戻れるか分からない。戻れないかもしれないが、古里を諦められない」
 なみえ焼そばのPR団体・浪江焼麺太国は17、18の両日、青森市の青い海公園で開かれているB級ご当地グルメの祭典「北海道・東北B-1グランプリin青森」に出場している。太王(だいおう)を務める八島貞之さん(43)は、会場で活動を続ける意義を切々と語った。
 平成20年11月から町商工会青年部員のメンバーが、町自慢の味でまちおこしに取り組んできた。
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で、メンバーはばらばらに。八島さんも浪江町から新地町に避難している。
 4月に「復興の起爆剤にしよう」と再び立ち上がり全国各地のイベントに出店してきた。事故収束の見通しが立たず、仕事や家族の将来を考えると心配になることもある。しかし、いつもと変わらぬ仲間の笑顔と友情、全国からの励ましが避難生活の不安を忘れさせてくれるという。
 11月に兵庫県姫路市で開かれるB-1グランプリの全国大会でゴールドグランプリを目指す。「また浪江で集まり、活気を取り戻したいね」。なみえ焼そばが、何物にも替えることができない宝物だったことに気付いた。

■全国から22団体出場

 「北海道・東北B-1グランプリin青森」には、浪江焼麺太国はじめ北海道、東北各地などから22団体が出場、来場者が各地の味覚を楽しんでいる。愛Bリーグ、愛Bリーグ北海道・東北支部、実行委が主催する東日本大震災復興支援イベント。
 太国は本県内外に避難しているメンバーのほか、東京都八王子市のサポートメンバーも参加している。メンバーの避難先で、交流を続けている秋田県由利本荘市の「本荘ハムフライ ハム民の会」など各団体から温かい励ましを受けている。
 代表の原田功二さん(34)は「避難生活が先は見えないが、前向きに活動を続けたい」と述べた。

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