東日本大震災アーカイブ

21日から内部被ばく調査 子どもや相双住民ら対象 いわき市

 いわき市は県の委託を受け、21日から市立総合磐城共立病院でホールボディーカウンターによる子どもらの内部被ばく調査を開始する。

 対象は3月12日当時に4歳から18歳だった子どもと、当時零歳から8歳未満の子どもの保護者、平成22年8月1日から23年7月末までに母子健康手帳を交付された妊婦。今年度は先行調査として、比較的、放射線量が高い小川町と川前町の一部、久之浜・大久地区を対象に実施する。双葉郡から市内に避難している住民も対象となる。

 1日につき、40~50人程度の検査が可能という。24年度からは市が独自に設置する2台のホールボディーカウンターを使い、検査対象地区を拡大していく方針。

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 いわき市はこれまで実施していた妊婦と乳幼児保護者への線量計貸与事業について、新たに未就学児童も対象に含める。21日から貸し出しを開始する。

カテゴリー:福島第一原発事故