県は15日、国見町産のシイタケで作った干しシイタケについて、放射性物質検査で放射性セシウムが食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超えたとして、出荷を自粛するよう関係団体などに要請した。
干しシイタケの検査は今回、国見町を含む6市町村を対象に実施した。1キロ当たりの放射性セシウムを調べた結果、国見町産は870ベクレル検出された。
他の5市町村では、いわき市産は検出されず、鮫川村産は260ベクレル、喜多方市産は165ベクレル、南会津町産は23ベクレル、矢祭町産は44ベクレルだった。県は5市町村については、別の施設で加工された干しシイタケの検査結果を踏まえて出荷の可否を検討する。
県は須賀川、鏡石、天栄各市町村産の干しシイタケについて出荷自粛を求めている。
(カテゴリー:福島第一原発事故)