白河地方に春を告げる白河だるま市が11日、白河市の中心市街地で繰り広げられた。大震災後初の開催で人出が心配されたが、昨年の13万人を大きく上回る15万人(白河まつり振興会調べ)が足を運んだ。
会場となった294号国道の1・5キロにはだるまや食べ物などを売る露店約650店が並んだ。朝から好天に恵まれ、大勢の市民らでにぎわった。風評被害で客足が鈍ることを心配する声もあったが、だるまを売る露店では夜まで客足が途切れず、売り子の威勢のいい呼び込みの声が響いていた。
白河だるまは白河藩主松平定信のお抱え絵師・谷文晁が描いたとされる福々しい顔が特徴。厄よけ、家内安全、開運祈願の縁起物として知られる。
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