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住民58%が1ミリシーベルト下回る 浪江、飯舘、川俣・山木屋の外部被ばく

 東京電力福島第一原発事故を受けた県民健康管理調査で、県は20日、先行調査している浪江、飯舘両町村と川俣町山木屋地区の住民合わせて1万468人が事故後4カ月間に受けた外部被ばく線量の推計値を発表した。原発関係など放射線業務従事経験者を除く9747人の57・8%に当たる5636人が、国が通常時の年間被ばく線量上限とする1ミリシーベルトを下回った。ただ、女性2人が、避難の目安となる年間被ばく線量の20ミリシーベルトを超えた。
 1ミリシーベルト未満は浪江町が5248人、飯舘村が243人、川俣町山木屋が145人だった。1ミリシーベルト以上10ミリシーベルト未満は全体の41・4%に当たる4040人で、10ミリシーベルト以上は0・7%の71人となった。
 最も被ばく線量が高かった女性は23ミリシーベルトで、原発事故発生後から6月下旬まで計画的避難区域にとどまっていたという。
 年代別では、10代の男性1人が18・1ミリシーベルトとなった。放射線業務従事経験者を含めた全体では、95人が10ミリシーベルト以上で、最高は47・2ミリシーベルトだった。
 県は先行調査地域の浪江、飯舘両町村と川俣町山木屋地区で、全住民2万9103人を対象に外部被ばく線量調査を進めている。今回は、県民健康管理調査の問診票を回収した1万5158人分(1月31日現在、回収率52・1%)の一部について被ばく線量の推計値を発表した。昨年12月に公表した1727人分の結果も含まれている。
 推計値は、放射線医学総合研究所(千葉市)が開発した外部被ばく線量の評価システムを活用している。調査対象者が記入した行動記録を基に、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による推計空間線量と、モニタリングポストによる実測値を基に算出した。

カテゴリー:福島第一原発事故

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