放射性物質に汚染された自転車や農機具などの廃棄物について、国は9日、除染で発生した土砂などを搬入する仮置き場に一時保管する方針を明らかにした。同日に飯舘村の二枚橋集会所で開かれた本格除染に向けた住民説明会で示した。
環境省福島環境再生事務所によると、廃棄物の処理施設が整備されるまでの間、保管する予定。仮置き場を広げて受け入れ態勢を整えるという。
村民を対象にした住民説明会は9日から始まり、初日は二枚橋集会所と伊達市の伊達東仮設住宅で開かれた。二枚橋集会所には住民約60人が出席。住民は8月から始まる本格除染について説明を受け、現地調査のための敷地立ち入りを承諾した。のり面の表土除去の際、土砂崩れなどの災害が発生しないよう、除染の安全性を求めた。
住民説明会は各行政区単位で今後も開かれる。
(カテゴリー:福島第一原発事故)