東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

中間貯蔵、質問相次ぐ 大熊町若松、郡山で住民説明会

壇上から町民の質問に耳を傾ける町や国などの担当者ら=会津若松市

 東京電力福島第一原発事故に伴う汚染廃棄物の中間貯蔵施設をめぐり、国から9カ所の調査候補地を提案されている大熊町の町政懇談会(住民説明会)は25日、会津若松、郡山両市で開かれ、町民から質問が相次いだ。
 会津若松市会場では「(調査候補地に)人が住む地域が含まれており、受け入れられない」「なぜ大熊に9カ所か」、郡山市会場では「調査候補地の住所や候補地の間に挟まれた場所の取り扱いを知りたい」(郡山市会場)などの意見や質問があった。
 環境省担当者は「大量の廃棄物が発生する近くで集中管理するため、3町にお願いしたい。まずは調査をさせてほしい」「まだ住所などの議論には及んでいない。議論してもらうための材料を示すため、調査が必要」などと理解を求めた。席上、渡辺利綱町長は「今後、県全体の課題として議論していく」と述べた。
 終了後、会津若松市に避難する女性(70)は「原発立地町で引き受けるのはやむを得ない」と理解を示した。同市に住む無職男性(55)は「多くの中間貯蔵施設ができるなら帰りたくない。国は土地を買い上げるなど責任ある対応を」と訴えた。
 説明会は賠償基準と避難区域再編に理解を深めてもらうのが目的で、県内5カ所で開く。初日の会津若松市会場には約500人、郡山市会場には約200人が参加した。質疑では「転居希望先の地価が高騰しており、基準による賠償額では住居を買い求められない」「やはり全域を帰還困難区域にすべき」などの意見が出た。
 26日にいわき市、9月1日に新潟県柏崎市、2日に東京都で開く。

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧