東日本大震災アーカイブ

初の合同防災教室 広野小中が大震災、原発事故を教訓に

初の合同教室で広野小体育館に避難した子ども

 二学期から広野町の校舎に戻った広野小(三瓶雅校長、児童数65人)と広野中(阿部央校長、生徒数31人)は10日、地震と原発事故を想定した合同防災教室を行った。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を教訓に初めて行った。
 広野中に隣接する町広野幼稚園の園児4人も加わった。「震度5強の地震の後、原発事故が発生した」との想定で始まり、園児と中学生はバスで約400メートル離れた広野小体育館に向かった。
 原発事故を考慮し全員がマスクを着けできるだけ外気に触れないよう建物内を移動した。三瓶校長は「落ち着いて行動するよう心掛けた。昨年の震災を経験し全員、緊張感を持ち臨んでいた」と振り返った。

カテゴリー:福島第一原発事故