東日本大震災アーカイブ

学校賞伝達始まる 「ふくしまからのメッセージ」コンクール

花見支社長から賞状などを受ける飯高校長(右)と藤田さん(中央)=いわき秀英高

 福島民報社が主催した「ふくしまからのメッセージ」コンクールの学校賞の伝達が10日から始まった。初日はいわき市のいわき秀英高と白河市の白河二中などに賞状、起き上がり小法師(こぼし)をあしらったピンバッジなどを贈った。
 全部門で最多の312点を応募した、いわき秀英高には福島民報社の花見政行いわき支社長が訪れ、飯高泰昭校長と高校生部門で入選した藤田菜美さんに賞状とピンバッジ312個、入選作などを収めた福島民報の別刷り特集を手渡した。飯高校長は「復興への願いを全国に届けることや元気の発信に役立てて、うれしい」と語った。
 学校賞に輝いた白河二中には福島民報社の鈴木正実総務局次長が訪れ、金子英昭校長と指導に当たった塩田真理子教諭、優秀賞に輝いた根本翼君、入選の宮尾和佳奈さんに賞状などを手渡し努力をたたえた。金子校長は「復興のエネルギー源になれば」と期待していた。
 「ふくしまからのメッセージコンクール」は、創刊120周年を迎えた福島民報社が「うつくしま復興 ともに」をスローガンに進める復興戦略事業の一環。県と県教委の後援で今春募集し、中学生、高校生、一般の3部門に合わせて3173点が寄せられた。

カテゴリー:福島第一原発事故