森雅子少子化担当相(参院本県選挙区)は3日、本県入りし、子ども・被災者支援法について各事業の早急な予算化を進める考えを示した。南相馬市原町区の高平生涯学習センターで地域住民約70人と懇談した席上で説明した。
新地町の小川公園仮設住宅では加藤憲郎町長や被災者らと懇談した。本県漁業再興のための放射性物質検査態勢の拡充、復旧作業員の宿泊先確保などの要望を聞いた。
相馬市役所では立谷秀清市長らと同市の震災対応などについて情報交換した。市教育復興子育て基金を活用した小・中学校独自の取り組み、子どもらの心的外傷後ストレス障害(PTSD)対策などが紹介された。高齢者向け災害公営住宅「相馬井戸端長屋」も視察した。
南相馬市役所で桜井勝延市長と風評被害対策などについて意見交換した。飯舘村では村活性化センターいちばん館に立ち寄り、村内をパトロールする「いいたて全村見守り隊」の隊員らを激励した。
森担当相は6日まで県内の新春行事などに出席する予定。
(カテゴリー:福島第一原発事故)