東京電力福島第一原発事故に伴う除染廃棄物の仮置き場用地として、県から県庁東分庁舎敷地の一部約1000平方メートルの提供を受けた福島市は17日、造成工事に着手した。初日は重機1台を運び込んだ。
保管するのは6月の東北六魂祭の会場となる4号国道や県庁周辺地域の通学路などの除染廃棄物。18日から整地を始め、26日から廃棄物の搬入が可能になる。用地提供期間は来年6月までで、7月以降は市が確保する仮置き場に移す予定だ。
県が県有地を仮置き場用地として市町村に貸し出したのは初めて。県除染対策課の担当者は「他にも複数の自治体から依頼がある。今後も積極的に県有地を提供したい」と話している。
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