福島第一原発タービン建屋東側の観測用井戸の水から高濃度の放射性物質が相次いで検出されている問題で、東京電力は14日、建屋側の観測用井戸から1リットル当たり29万ベクレル(法定基準は6万ベクレル)の放射性トリチウムが検出されたと発表した。
観測用井戸は新たに掘削され、海から約38メートル離れている。周囲の観測用井戸では高濃度の放射性物質が検出されている。今回の井戸から海側約34メートルの井戸では、63万ベクレルのトリチウムが検出されている。
東電は海への流出防止に向け、地盤改良工事や遮水壁の設置工事を進めている。
(カテゴリー:福島第一原発事故)