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廃炉事例の説明聴く 県議会調査団が米の電力公社訪問

原発の廃炉の取り組みを聞く調査班

【米国サンフランシスコ市で鈴木仁記者】米国を訪れている県議会議員海外行政調査団の廃炉・除染関係調査班は19日(日本時間20日)、カリフォルニア州のサクラメント電力公社を訪れ、原子力発電所の廃炉の取り組みを調べた。
 同社のジェネヴィーヴ・シロマ副理事らが対応した。ランチョセコ原発の廃炉作業で生じた汚染水は、可能な限り蒸発させ、残りは固化して処分したと説明。トリチウムを含んだ汚染水は希釈して基準値を下回った状態とし、原子力規制委員会の許可を得て川に放出したという。
 シロマ副理事らは「住民には事前に説明し、理解を得た」と強調した。東京電力福島第一原発事故について、「可能な限り早急に、環境への影響をなくす努力をすべき」と指摘した。
 ランチョセコ原発は1975年に商業運転を開始したが、トラブルが相次いだ。1979年のスリーマイルアイランド(TMI)原発事故などを受け、住民に稼働反対の声が出た。1989年の住民投票で閉鎖に「賛成」が過半数を占めたことに伴い、同社が1997年に廃炉作業を始め、2009年に完了した。
 現在は敷地内に除染が済んだ冷却塔、乾燥させて固化した燃料などが残っている。

カテゴリー:福島第一原発事故

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