浪江町の本格除染で生じた廃棄物を保管する町内の仮置き場設置場所が27日までに、新たに2カ所固まった。
立野下地区の約4ヘクタールと高瀬地区の約2ヘクタールで、いずれも民有地。立野下地区は居住制限区域、高瀬地区は避難指示解除準備区域にある。同日、本格除染が始まった酒田地区と合わせ計3カ所となる。
環境省は居住制限、避難指示解除準備両区域内の34行政区にそれぞれ仮置き場を設置し、各行政区ごとに除染を進める方針。
同省は帰還困難区域も含めた町内の仮置き場について最低でも約142ヘクタールの面積が必要と試算している。
(カテゴリー:福島第一原発事故)