東日本大震災アーカイブ

郡山市初の仮置き場設置へ 農業センター南側県有地

 郡山市が市内に初めて設ける除染の仮置き場は、市内日和田町の県農業総合センター南側の県有地に設置される。25日、市が発表した。
 面積は約2700平方メートルを予定している。現在、造成のためのボーリング調査を進めており、調査結果を踏まえて地上保管か地下埋設にするかを決める。来年3月ごろに造成工事に着手し、同8月に完了させる予定。日和田町で進めている道路の除染で出る汚染土を一時保管する。
 市は現在、道路除染で発生する汚染土を公園の地下に埋設して一時保管している。新たに、市内開成や朝日などの道路除染で出る除去土を市役所本庁舎前駐車場の一部と開成山陸上競技場北側駐車場の合わせて約2000平方メートルに地下埋設することも決めた。

■復興業務の職員弁護士ら採用へ 郡山市

 郡山市は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復旧・復興業務を円滑に進めるため、弁護士ら法曹資格者を特定任期付き職員として採用する。採用予定は1人で、26日から来年1月31日まで受験希望を受け付ける。
 法的判断が必要な各業務の相談や指導をはじめ、条例立案、職員の法制執務能力向上のための研修などを担う。任期は来年2月10日から3年。
 受験資格は来年4月1日現在で40歳未満で、司法修習を終え、郡山市を拠点に2年以上の実務経験を持つ人。試験は2月6日に面接で行う。申し込み、問い合わせは郡山市職員課 電話024(924)2041へ。

カテゴリー:福島第一原発事故