調停は不調 双葉病院の「避難指示」
東京電力福島第一原発事故による避難で入院患者が死亡した双葉病院と女性患者=当時(91)=の遺族が県に対し、避難指示を出した経緯の調査などを求めた調停が27日までに、福島簡裁で行われた。申立人側、県とも主張を譲らず、調停は不調に終わった。
申立人の代理人によると、県側は避難指示を出した経緯について文書で示したが、納得できる内容ではなかったという。代理人は「県の対応は誠意が感じられない」と批判した。
代理人は、病院や遺族らと協議し、今後の対応を決めるとしている。
(カテゴリー:原発事故関連死)