「原発のない福島を!県民大集会」は3月8日、郡山市のユラックス熱海をメーンに福島市の県教育会館、いわき市文化センターの3会場で開かれる。
県内原発の全基廃炉を求める集会で、3回目となる。清水修二福島大教授が呼び掛け人代表を務め、県生協連、県漁連などが実行委員会をつくる。福島民報社などが後援する。
当日は午後1時から、各会場で生産者団体の代表、避難者、高校生らが原発事故による県内の被害状況を訴える。作家の大江健三郎さんが郡山会場を訪れる予定で、大江さんの発言をインターネットを通じて全国に配信する。国や東京電力に、県内原発の全基廃炉を求める集会宣言を採択する。各会場で風評払拭(ふっしょく)を目指して県産品を販売する。
各会場とも午前10時に開場する。郡山会場で同11時から講談師の神田香織さんが新作を披露し、他会場に中継する。
清水教授は6日、福島市の福島グリーンパレスで記者会見し「いまだ多くの県民が避難生活を続け、原発事故は収束していない。県内の原発の全基廃炉を訴える」と語った。当日の集会は誰でも参加できる。問い合わせは事務局 電話024(522)5580へ。
(カテゴリー:福島第一原発事故)