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凍土壁の効果確認 廃炉カンパニー 実験結果を説明

 東京電力福島第一原発の廃炉・汚染水対策を担う社内分社「福島第一廃炉推進カンパニー」の増田尚宏最高責任者(プレジデント)は24日、Jヴィレッジの福島復興本社で会見し、増え続ける汚染水対策の「凍土遮水壁」について、同原発内で実施した小規模実験で、遮水効果を確認したことを明らかにした。
 東電側は6月に着工したい考えだが、原子力規制委員会は安全対策などの説明が不十分などとして認可していない。
 東電は3月14日に10メートル4方で凍結を開始。土壌を凍らせる管を1メートル間隔で埋め込んだ。今月15日と23日には、土中の温度がマイナス10~同20度まで低下した。
 凍土壁の内外で地下水をくみ上げたところ、内側は地下の水位が下がったが外側は変化がなく、水の行き来がないことを確認したという。経済産業省資源エネルギー庁は「実証実験レベルでは有効な対策といえる」と説明した。
 一方、地下水バイパスのくみ上げで運用目標値を超えるトリチウムが検出された井戸について、24日にくみ上げを再開したことを示した上で、「(バイパス計画は)漁業者の方々に苦渋の決断をしてもらったもので、その信頼、期待に応えられるよう気を引き締めて臨む」と語った。
 H4エリアの漏えい水対策として、天然アパタイトと天然ゼオライトを混合してストロンチウムを吸着させる土壌改良に取り組むことも説明した。
 白井功原子力・立地本部長代理が同席した。

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