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20日まで上映 映画「遺言 原発さえなければ」 共同監督2人思い語る

映画に込めた思いを語る豊田さん(右)と野田さん

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生後の県民の苦悩と挑戦を描いたドキュメンタリー映画「遺言 原発さえなければ」は18日から20日まで、福島市のフォーラム福島で上映されている。初日は共同監督を務めたフォトジャーナリストの豊田直巳さん(58)と野田雅也さん(39)が舞台に登場し、原発事故への思いを語った。
 戦場での取材経験が豊富な豊田さんは、一般の住民が放射性物質という「脅威」にさらされている状況について「戦争と極めて似ている」と表現した。さらに「原発事故も戦争も人間が起こすもの。防ごうと思えば防げたはず」と指摘した。
 チベット問題を取材してきた野田さんは、原発事故が起きた直後に放射性物質拡散予測データが公表されなかった点を踏まえ「(チベットと共通しているのは)加害者が情報を隠していること」と語った。
 映画は原発事故で全村避難した飯舘村の酪農家、原発事故を悲観し自殺した人の遺族らを描いた。2人の取材結果をまとめた内容で、全国の原発立地自治体での上映を目指している。
 初日に観賞した浪江町の無職志田昭治さん(62)=大玉村へ避難中=は「(自殺した)酪農家が残した"原発さえなければ"という言葉がすごく印象に残った」と話していた。
 19、20の両日は午前10時から上映する。当日券1800円。原発事故で避難中の人は当日券を半額にする。問い合わせはフォーラム福島 電話024(533)1717へ。

カテゴリー:福島第一原発事故

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