東京電力福島第一原発構内の凍土遮水壁設置工事で、原子力規制委員会は4日、作業員の被ばく線量管理や熱中症対策を徹底するよう原子力規制庁に指示した。
同日、東京都内で開かれた定例会合で中村佳代子委員は「被ばく線量を低減する重いベストを着用しての作業は大きな負担となる」と指摘。作業員の健康管理について「熱中症などの対策を速やかに取る必要がある」と訴えた。
これを受け、田中俊一委員長(福島市出身)は、東電が効果的な対策を講じるよう原子力規制庁に対応を求めた。
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