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原発事故直後避難の車で渋滞、混乱

 平成23年3月の福島第一原発事故発生後、県内は避難の渋滞など混乱が続いた。
 23年3月12日、政府の避難指示が第一原発から10キロ圏に拡大された際には、浪江町中心部から町津島支所までの114号国道で渋滞が発生するなどした。浪江町によると、当時は町民約8000人が一斉に車で西側の津島支所を目指した。しかし、道路は渋滞し、通常であれば30分程度の道のりに約3時間を要したという。津島地区の学校や集会所などの公共施設はどこも満車状態で、入れない車が路上にあふれた。津島支所は阿武隈山系の標高500メートル前後の場所に位置しており、まだ寒さが残る中、公共施設に入れなかった町民は路上に止めた車内で眠れぬ夜を過ごした。
 浪江の主要道路は地震と津波の影響を受け、車の通行が困難な場所が多かった。6号国道は町の北側の南相馬市小高区で冠水。海沿いを通る県道広野小高線(浜街道)は津波で壊滅状態だった。山沿いの県道いわき浪江線(山麓線)も陥没や亀裂が発生していた。一方、西に通じる114号国道には大きな損傷はなかった。ある町職員は「もし、114号国道が通行不能になっていたら町民の避難路はなくなっていた」と当時の危機的な状況を振り返った。

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