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ALPS増設を認可 規制委 性能向上来月にも試運転

ALPSの増設を認可した原子力規制委の定例会合

 原子力規制委員会の定例会合は27日、都内で開かれ、東京電力福島第一原発の汚染水処理設備「多核種除去設備(ALPS)」の増設を認可した。新たなALPSの稼働により、既設と合わせて一日当たり最大1500トンの汚染水処理が可能になるが、順調に処理が進むかどうかは不透明だ。
 新たなALPSは試運転中の既設と同じ3系統あり、既設と同じ一日当たり750トンの処理が可能。既設で起きたタンクの腐食など不具合への対策に加え、これまで十分に取り切れなかったヨウ素129など4種類の放射性物質に対する除去性能も向上させた。東電は9月半ばにも増設するALPSの試運転を開始する予定。
 東電は国の補助を受け導入する高性能型の審査も受けている。12月末ごろには既設、増設、高性能型とも本格運転に移行させて一日当たりの処理量を計2000トンに引き上げ、今年度内に敷地内のタンクに保管している汚染水の処理を終えたい考え。
 しかし、既設のALPSは3月にフィルターの部品劣化で正常に汚染水を処理できなくなる故障が発生するなどトラブルが続発している。
 定例会合で、規制委の更田豊志委員は「(性能の)目標を達成できなくても運転を続け、とにかく処理を進めてほしい」と要求。中村佳代子委員は「(ALPSは)洗練した技術では全くないのに、増設などの対応が遅過ぎる」と東電の対応を批判した。

カテゴリー:福島第一原発事故

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