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3月の搬出完了困難 避難区域仮置き場 国、地権者と契約延長へ

 環境省は除染を直轄する避難区域11市町村の仮置き場について、平成27年3月までに除染廃棄物の搬出を完了して原形に戻すのは困難と判断し、地権者と契約期間を1年延長する。24日、いわき市の楢葉町いわき出張所谷川瀬分室で開いた町議会全員協議会で示した。仮置き場から中間貯蔵施設への搬出開始を同年1月とする目標は変えない。
 契約は27年4月1日から1年ごとに行う。搬出が完了しない場合はさらに1年延長する方針。11市町村の仮置き場は今年3月末現在60カ所あり、仮置き場が長く置かれることで、住民帰還に影響を及ぼすことも懸念される。
 町議の一人が「3年で移動するという約束だった。延長するにも今になってからの説明では遅い」と指摘すると、担当者は「中間貯蔵施設にめどをつけた段階で説明をしたいと思っていた。遅くなりおわびします」と述べた。
 仮置き場では引き続き温度や空間線量の測定を行う。除染廃棄物を入れる容器「フレコンバッグ」のメーカー保証は3年とされているが、担当者はシートをかぶせてあることなどから「今のところ心配ない」との認識を示した。
 自治体が除染する浜通りや中通りの汚染状況重点調査地域からの搬出完了も同様に予定期間に終わらない見通しのため、近く市町村に伝える。

カテゴリー:福島第一原発事故

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