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避難区域の将来像策定へ 内堀知事が初登庁 県復興計画改定にも着手

就任会見で原子力災害対応など県政の重要課題に積極的に取り組む決意を語る内堀知事

 任期満了に伴う10月の知事選で初当選した内堀雅雄氏(50)は12日、知事に就任し、県庁に初登庁した。内堀知事は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興に向け、双葉郡など避難区域が設定された12市町村を対象とする将来ビジョン、第三次県復興計画の策定に着手する考えを示した。県職員に対する訓示では、有事が続いているとの危機感を持って職務に当たるよう指示した。
 内堀知事は12日午後、県庁で初の記者会見に臨んだ。「原子力災害で苦労した被災地域、避難者に対し、さまざまな施策をしっかりと講じる」として原子力災害からの復興を最重点課題に掲げた。年内に12市町村の中長期的な復興施策を示す将来ビジョンの策定に着手する考えを明らかにした。
 県が中心となって政府、市町村と策定作業を進め、帰還拠点整備や福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想、産業振興策などを盛り込む見通しだ。
 自身が副知事時代、策定に関わった県復興計画の改定にも言及した。原発事故に伴う除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設整備など重要課題をはじめ、商工業や観光、子育て支援などの方向性を示すとみられる。
 将来ビジョン、第三次県復興計画とも平成27年度中に策定する方針を示した。
 内堀知事は、今も約4万6千人に及ぶ県外避難者について「避難先の都道府県や市町村の力を借り、避難者の意見を吸い上げ、きめ細かに対応していく」と語った。
 内堀知事は長野市出身、東京大経済学部卒。総務省出身で、平成13年4月に本県に派遣された。副知事を務めていた今年9月、佐藤雄平前知事の退任に伴い知事選に立候補した。選挙戦では自民や民主、公明など与野党の支援を受け、約49万票を獲得。他候補に大差をつけて当選した。

■「本県今も緊急時」初訓示
 内堀知事は本庁舎正面玄関前に詰め掛けた支持者と握手を交わし、幹部職員が出迎える中、女性職員から花束を受け、初登庁した。
 引き続き行われた初訓示では、副知事時代から職務を共にした課長以上の職員約200人を前に「本県は今も緊急時」とし危機管理意識を持って復興を進めるよう指示した。

カテゴリー:福島第一原発事故

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