東日本大震災アーカイブ

楢葉の松本町長ら夜間滞在開始へ

 「平成27年春以降」の帰町を目指している楢葉町は、今週から松本幸英町長と幹部職員が町内での夜間滞在(自宅宿泊)を始める。当面は数人からスタートし、徐々に増やす。
 町は東京電力福島第一原発事故でほぼ全域が避難指示解除準備区域に設定され全町民が避難している。同区域は原則、夜間は町内に滞在できない。
 町職員らが避難指示の解除を前に先行して生活することで(1)実生活の課題把握(2)災害などに迅速に対応(3)外部被ばくの積算線量把握-などに取り組み、帰町への体制を整備する。
 松本町長は「町民に安心して帰町してもらえるよう、町内の防犯・防災体制の確保や安全確認など、帰町に向けた環境整備をより一層進める」と話している。

カテゴリー:福島第一原発事故