東京電力福島第一原発2号機の原子炉建屋大物搬入口屋上の汚染雨水が排水路を通じて港湾外の海に流出していた問題で、東電は27日、排水路の水を港湾内に流す工事などを3月末までに完了させる方針を示した。
県の県廃炉安全監視協議会が同日、福島第一原発を立ち入り調査し、東電が汚染雨水対策などを説明した。
3月末までに実施する工事は、排水路から汚染雨水をポンプでくみ上げ、港湾内につながる別の配管に移す。東電は排水路の放水口を港湾内に移動する工事も進める考え。
汚染雨水の発生源となっている大物搬入口屋上では27日から放射性物質が付着した廃棄物などの除去作業が始まった。3月末までに終了させる予定。
(カテゴリー:福島第一原発事故)