南相馬市の小高区行政区長連合会は8月31日、区内に残る津波被災家屋をモニュメントとして保存する震災復興記念館の建設を桜井勝延市長に要望した。桜井市長は研究、検討するとした。
山沢征会長と今野由喜塚原行政区長が市役所を訪れ、桜井市長に要望書を手渡した。
要望書では被災地では復旧・復興の兆しがあるものの、被害の遺構や資料が急速に失われているとして、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の記録を収集、保存して国内外に発信するとともに、教訓として語り継ぐために記念館が必要としている。20キロ圏内でも比較的放射線量が低い区内への建設を希望している。
小高区復興を支援している筑波大の貝島桃代准教授による基本構想図も添えた。
(カテゴリー:福島第一原発事故)