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浄化地下水、海に初放出 第一原発汚染水の抜本的対策

 東京電力は14日、福島第一原発建屋周辺の井戸からくみ上げた地下水を浄化して海に流す「サブドレン計画」で、昨年試験的にくみ上げ保管していた地下水838トンを初めて港湾内に放出した。汚染水を減らすとされる抜本的対策の1つが動きだした。東電は今月3日から地下水のくみ上げを始めており、これらの水も浄化した上で海に放出する。
 同日午前10時1分、経済産業省資源エネルギー庁職員の立ち会いの下、一時貯水タンクで保管していた地下水の放出を開始した。港湾内につながる約1.5キロの配管を経由して流し、午後3時47分に作業を終了した。
 放出した地下水は放射性セシウムや、ベータ線を出す放射性物質の濃度が検出限界値未満であることを東電が確認した。浄化装置で取り除けないトリチウムは、第3者機関の分析で放出基準値(1リットル当たり1500ベクレル)を下回る同430ベクレルだった。
 今回の放出は、昨年試験的にくみ上げ、4つのタンクで保管している約4千トンのうちの一部で、15日は別のタンクの水を放出する予定。
 第一原発では高濃度汚染水がたまった1~4号機建屋に1日約300トンの地下水が流入し、汚染水が増え続けている。国や東電はサブドレン計画で流入量を半分以下に減らせると見込んでいる。計画をめぐっては、地元の漁協が8月25日に実施を受け入れた。

カテゴリー:福島第一原発事故

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