東日本大震災アーカイブ

山木屋米販売へ収穫 原発事故後初 環境相ら作業

本田さん(左)に手伝ってもらい稲刈りをする望月環境相

 東京電力福島第一原発事故で避難区域となった川俣町山木屋地区で5日、販売用のコメが収穫された。販売目的の稲刈りは原発事故後初めて。
 農地の地権者でつくる山木屋地区営農組合が、避難指示解除準備区域にある水田約60アールに作付けした。収量は約2・5トンで、全袋検査で安全性を確認した上で東京都の企業に販売する。
 望月義夫環境相と古川道郎町長、土地所有者の本田勝信さんが黄金色に輝く稲を機械で刈り取った。望月環境相は安倍晋三首相に届けて安全性をアピールすることを約束した。
 本田さんの水田では先行して除染が行われ、これまで収穫されたコメから放射性物質は検出されていない。

カテゴリー:福島第一原発事故