東京電力福島第一原発事故に伴い全町避難が続く富岡町は5日、町中心部に町交流サロンを開所した。一時帰宅する町民に休憩所などとして活用してもらい、町民同士の絆の維持につなげる。
町中央二丁目69の1に設置された。プレハブ鉄骨造り平屋で、建築面積は約100平方メートル。椅子やテーブル、畳コーナーがある休憩所をはじめ事務室、トイレを備える。
町から運営を委託されたふたば商工の職員2人が常駐する。線量計の貸し出しやネズミ取りシートの配布などを担う。
年中無休。開所時間は午前9時から午後3時まで。10台分の駐車スペースを備えている。
開所式では宮本皓一町長が「町民に積極的に利用してもらい、震災前と同じ絆を保ってほしい」とあいさつ。塚野芳美町議会議長、復興庁福島復興局の芳賀克男いわき支所長が祝辞を述べた。宮本町長らがテープカットした。
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