東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

第一原発3号機水位6.5メートル 格納容器にカメラ初投入

 東京電力は20日、福島第一原発3号機の原子炉格納容器に計測器付きカメラを初めて投入し、内部調査を始めた。格納容器内部の水位は約6・5メートルで、これまでの推定とほぼ一致した。今後、溶融燃料(燃料デブリ)の取り出しに向け水中ロボットの開発を進める。一方、格納容器の壁面や、内部の構造物に目立った損傷は確認されなかった。
 3号機の格納容器内の水位は1、2号機に比べ数メートル高いという。1号機でロボットを走らせて調査した網状の足場や作業用の点検架台は3号機では完全に水没していた。
 初日の調査は午前4時ごろ始まった。格納容器の貫通部分から線量計付きカメラを入れ、容器内にたまっている水の上の空間部などを撮影した。その後、温度計付き水中カメラを網状の足場まで下ろし水の中の状況を撮った。約3時間で作業を終えた。当初は格納容器の底部まで調べる計画だったが、カメラのケーブルを通す予定だった隙間に堆積物があったため底まで調べることができなかった。
 22日には、容器内の水を採取し、放射性物質や塩素の濃度を調べる。
 廃炉作業では、形状などを特定できず「最難関」とされる燃料デブリの取り出しが、大きな課題となっている。今回の調査は、燃料デブリの場所や状態を確認するロボット調査を見据え、容器内の状況や温度、放射線量を確認するのが狙い。

カテゴリー:福島第一原発事故

左側の白い面は格納容器の壁面。右側は網状の足場。水中カメラで撮影した(東京電力提供)

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧