「全国生涯学習ネットワークフォーラム2015福島大会」のメーンフォーラムは8、9の両日、福島市のコラッセふくしまで開かれた。参加者は東日本大震災の被災地の現状を踏まえ、生涯学習を通じた地域づくりの重要性を学んだ。
実行委員会の主催。震災後、福島、岩手、宮城の3県などで開かれており、5回目。「ともに生き、ともに学び、ともに支え合う~学びをひろげる、つなげる、いかす~」をテーマに、全国各地から2日間で計約300人が参加した。
初日は鈴木正晃副知事が震災から4年8カ月となる県内の復興・復旧の現状を報告した。ふくしま学びのネットワーク事務局長の前川直哉さんが「新しい『学び』をふくしまから~みんなを笑顔にするために~」と題して講話した。阪神大震災の被災経験を持つ前川さんは、自身の経験を通し、被災地における「学び」の重要性について語った。
最終日は参加者が県外の地域づくり事例を学んだ後、今後の活動にどのように参考にしていくか考えた。
(カテゴリー:福島第一原発事故)