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郡山で「あさか野焼」完成 浪江の大堀相馬焼窯元 志賀喜宏さん

郡山市をイメージした「あさか野焼」を制作した志賀さん

 浪江町の大堀相馬焼岳堂窯の16代目窯元だった志賀喜宏さん(55)が東京電力福島第一原発事故に伴い避難している郡山市で制作を続けていたオリジナル陶器「あさか野焼」が完成した。商都・郡山の活気をイメージした明るい作品に仕上がった。展示会は23日まで郡山市中野の「あさか野窯」で開かれている。

■23日まで展示会 避難先への感謝など表現
 新作は白と黒を基調とした陶器に、色とりどりの模様や柄が描かれている。経済をはじめさまざまな活動が盛んな郡山の生き生きとした雰囲気を表現したという。ひしゃくを使って化粧土をまぶす「掛け塗り」の技法を用いており、表面の滑らかさも特徴だ。
 志賀さんは原発事故後、一時は制作活動を諦めかけた。郡山市民との交流が深まるにつれ、「新しい古里・郡山の人に愛される焼き物を作りたい」との思いが徐々に募っていった。昨年5月に事業を再開し、約1年半かけて納得のいく作品を生み出した。

 展示会には「蔦(つた)」「実り」「新緑」「華やぎ」を題材にした茶わんや湯飲み、皿など約400点が並ぶ。志賀さんは「温かく迎え入れてくれた郡山市民への感謝の気持ち、残りの人生を郡山に懸ける覚悟を込めて作った。ぜひ見に来てほしい」と話している。時間は午前9時から午後6時まで。問い合わせはあさか野窯 電話024(973)6320へ。

カテゴリー:福島第一原発事故

郡山市産の土を原料に焼き上げた「あさか野焼」の試作品

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