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大七酒造(二本松)知事賞 第1回ふくしま産業賞

 県内の優れた企業や経営者、ものづくりをたたえる福島民報社の「第1回ふくしま経済・産業・ものづくり賞」(略称・ふくしま産業賞)の受賞企業・団体が決まった。最高賞の知事賞に二本松市の大七酒造が選ばれた。福島民報社賞は郡山市の栄楽館ホテル華の湯、福島民報社奨励賞はいわき市の磐城高箸(たかはし)が受賞した。3社が金賞、6社・団体が銀賞、13社・団体が特別賞を受けた。
 ふくしま産業賞は過疎や少子高齢化、都市部への人口の偏在が進む中、県内の豊富な資源や高い技術力を活用して産業や雇用の創出、伝統工芸の発展など県内の活力を高める業績や活動を顕彰するため、県や県内の各種団体などと協力し創設した。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から丸5年が経過する県内の復興を加速させる狙いもある。
 ものづくりなどの製造業や6次化を含む農林水産業など幅広い分野から89社・団体の応募があった。福島大経済経営学類教授の西川和明氏を座長とする専門委員会で受賞企業・団体を絞り込んだ。最終審査の選考委員会では元旭化成社長の蛭田史郎氏(いわき市出身)ら6人の委員が知事賞などを決めた。
 知事賞の大七酒造(太田英晴社長)は日本酒の伝統的醸造法である「生●(きもと)造り」を踏襲しながら、海外で県産酒の知名度を高め、販路を拡大している積極的な販売姿勢が高く評価された。
 福島民報社賞の栄楽館ホテル華の湯(菅野豊社長)は温泉地の復興に尽くし、県内の旅館として初の企業内保育園を設けて女性の働きやすい職場づくりに努めるなど地域企業の新たな方向性を示した。
 福島民報社奨励賞の磐城高箸(高橋正行社長)は地元いわき市の間伐材を活用した割り箸製造に取り組んでいるほか、被災3県の間伐材を使った三膳セット「希望のかけ箸」を考案、復興に大きく貢献している。

■来月19日、福島で表彰式 25社・団体たたえる
 表彰式は2月19日午後1時15分から福島市の民報ビルで行われる。
 当日は3部構成で、1部の表彰式では内堀雅雄知事から大七酒造に知事賞、高橋雅行福島民報社社長から栄楽館ホテル華の湯に福島民報社賞、磐城高箸に福島民報社奨励賞が贈られるなど、受賞した全25社・団体の栄誉をたたえる。
 2部では選考委員を務める東京農大名誉教授の小泉武夫氏(小野町出身)、創成国際特許事務所長の佐藤辰彦氏(福島市出身)がふくしま産業賞の意義や発展性などについて専門の立場から記念講話をする。
 3部では受賞企業・団体と関係者の交流会を開く。情報交換や販路開拓の場とする。
 1部の式典、2部の特別講話は県民が参加できる。受賞企業・団体の取り組みが分かる商品やパネルの展示もある。定員200人で入場無料。
 問い合わせは福島民報社企画推進部 電話024(531)4161へ。

※●は「配」の「己」が「元」

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