県は25日、原子力災害対策センター(オフサイトセンター)の南相馬市施設の建設工期が約3カ月遅れると発表した。
地下水の止水対策工事の長期化と作業員不足が原因で、外構工事の工期を平成28年3月末から同年6月末まで延長した。センターの建物自体は当初の予定通り、27年度内に完成する。
内堀雅雄知事が専決処分で工期延長の変更契約を締結し、2月定例県議会で報告する。
センターは原子力災害発生時の対応拠点として県が整備している。南相馬市と楢葉町の施設からなり、ともに28年度中の開所を目指している。
(カテゴリー:福島第一原発事故)