東京電力福島第一原発事故により全町避難が続く大熊町の復興拠点・大川原地区で18日、試験栽培の田植えが行われた。 将来の営農再開に向けた取り組みで、町内での田植えは東日本大震災と原発事故後、3年目。 町農業委員や町職員ら約20人が水田約8アールにコシヒカリの苗を手で植えた。快晴に恵まれ、1時間ほどで作業を終えた。 イノシシの被害を防ぐため電気柵を設けた。秋に収穫し、コメの放射性物質検査を行う。昨年収穫したコメは食品衛生法の基準値を下回った。
(2016/05/19 12:30カテゴリー:福島第一原発事故)