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避難解除「8月末ごろ」 来月から住民懇談会 川俣の山木屋

 川俣町は東京電力福島第一原発事故に伴い、居住制限、避難指示解除準備両区域が設定されている同町山木屋地区について、8月末ごろまでの避難指示解除を目標とする。19日、古川道郎町長が町議会全員協議会で示した。同町が具体的な解除時期に言及するのは初めて。町は6月中旬から7月中旬にかけて住民懇談会を開き、政府の方針も踏まえて解除時期を決める。

 全員協議会で古川町長は「復興を一日でも早く進めるため早期の避難指示解除が望ましい」と述べた。町は除染などにより空間放射線量が低下し、住民の帰還意思が高まっていること、復旧・復興事業の大半が完了または実施予定となっていることなどを解除の理由として提示。懇談会や政府との交渉などの日程を踏まえ、最短で8月末に解除できると判断した。
 住民懇談会は山木屋地区の11行政区で数カ所に分けて開催する予定。1回目は住民から意見を聞き、政府が具体的な避難指示解除の日程を示した後、再度住民の意見を聞いて政府方針を受け入れるか否かを最終判断する。
 全員協議会終了後、古川町長は報道陣の取材に「解除時期を示して終わりでなく、住民から出た課題を基に詳細な時期を決めたい」とした。
 山木屋地区の避難区域別の世帯数、人口は下記の通り。4月1日現在、居住制限区域(乙八区)が56世帯、125人、避難指示解除準備区域が496世帯、1055人。昨年8月から行われている準備宿泊の登録者は19日現在で39世帯、100に人。
 町は当初、今春に解除時期の道筋を示す予定だったが古川町長が脳梗塞で昨年12月から療養し、住民帰還に向けた議論が先送りになっていた。

■川俣町の避難 区域別人口

▼居住制限区域
 56世帯、125人
▼避難指示解除準備区域
 496世帯、1055人(4月1日現在)
■準備宿泊登録者数
 39世帯、102人(5月19日現在)

カテゴリー:福島第一原発事故

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