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G7財務相・中央銀総裁会議レセプション 復興の歩み 世界に発信

記者会見で日本酒をはじめ福島の食や観光をPRする内堀知事(右端)

 20、21の両日仙台市で開かれる先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に先立ち19日、歓迎レセプションが仙台市の仙台国際センターで開かれた。高木毅復興相と福島、宮城、岩手3県の知事らが記者会見し、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興の歩みを発信した。

 内堀雅雄知事は全国新酒鑑評会で4年連続金賞受賞数日本一に輝いたことに触れ、「福島はまさに酒どころ。会場にもおいしいお酒を用意したので、国内外の皆さんにぜひ味わってほしい」とアピール。自然や歴史文化、県民の人柄、温泉などを観光面の魅力に挙げて来県を呼び掛けた。「震災と原発事故で失った誇りを取り戻し、新しい誇りをつくり出す」と決意を示した。
 高木復興相は福島に関して、避難指示が出ているのは県面積の7%で第一原発の廃炉作業や汚染水対策も進んでいると強調。ロボットや水素、再生可能エネルギーなどの新産業の集積を目指していることに触れた。県内の空間放射線量は多くの地域で諸外国の都市と同じ水準として「5年前の映像が残っているかもしれないが、現状は大きく変わった」と訴えた。
 会見には村井嘉浩宮城県知事、達増拓也岩手県知事、奥山恵美子仙台市長も臨んだ。外国人観光客の誘客に向け、広域観光を推進する認識も共有した。

■県産酒でおもてなし
 レセプションでは東北地方の食や伝統芸能が披露され、会議参加国や地元の関係者約700人をもてなした。本県は県産日本酒の試飲をはじめ、食と観光の魅力や復興の状況をPRした。
 県のブースでは大七酒造(二本松)、大和川酒造店(喜多方)、末廣酒造(会津若松)、ほまれ酒造(喜多方)、浪江町から避難している鈴木酒造店(山形県長井市)の5つの蔵元の酒が来場者に振る舞われた。カナダやイタリアなど各国の来場者も訪れ、酒どころ福島の多彩な味わいを楽しんでいた。
 東北6県と新潟県の企業を紹介する東経連ビジネスセンターのブースでは、峰の雪酒造場(喜多方)が蜂蜜酒の「会津ミード」を出品し、来場者に振る舞った。
 開会に先立ち、麻生太郎財務相が「世界経済の安定と成長のための議論を主導・促進するのはもちろん、東北の復興を世界に発信することも重要だ」と被災地で会議を開く意義を述べた。各国財務相や中央銀行総裁、内堀知事らが鏡開きした。

カテゴリー:福島第一原発事故

レセプションで県産酒を試飲する来訪者

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