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大熊、双葉、県が容認へ 第一原発減容化施設の新増設計画

事前了解される見通しとなった東京電力福島第一原発廃棄物関連設備・施設のイメージ

 東京電力が福島第一原発構内に放射性廃棄物の減容化・保管施設を新増設する計画を巡り、立地する大熊、双葉両町と県が計画を妥当として新増設を容認する方針を固めた。21日に東電に対し事前了解通知を通達する見通し。
 東電は8月に安全確保協定に基づき、両町と県に対して新増設の事前了解願を提出。これを受け、周辺13市町村や県、有識者らが廃炉安全監視協議会や安全確保技術検討会で、新増設の目的や効果、敷地境界に与える放射線の影響などを確認し、計画は妥当との結論に至った。
 両町と県は東電に対し、施工と運用管理の計画通りの実施、廃棄物の発生量・処理量・貯蔵量の実態把握、設置工事や運転中に異常が発生した場合の速やかな通報・連絡など6項目を求める。
 新増設する廃棄物関連設備・施設の概要は【下記】の通り。5、6号機北西に、伐採木やがれきなどの可燃物を焼却する雑固体廃棄物焼却設備と固体廃棄物貯蔵庫を増設する。がれきの切断や破砕を行う減容処理設備や汚染土一時保管施設などを新設する。
 東電によると、今後10年程度で発生する廃棄物は約74万立方メートルに達する見通しだが、新増設する設備・施設を稼働させれば18万立方メートル程度に抑制できるという。

【東京電力福島第一原発の廃棄物関連設備・施設新増設計画の概要】
(1)雑固体廃棄物焼却設備(増設)
 主に伐採木、使用済み保護衣、がれき類の中の可燃物を焼却する
(2)焼却炉前処理設備(新設)
 伐採木、がれき類の破砕処理を行う
(3)減容処理設備(新設)
 がれき類の中の金属がれき、コンクリートがれきなどの減容処理(切断、破砕)を行う
(4)固体廃棄物貯蔵庫(増設)
 焼却灰や減容処理した廃棄物を保管する
(5)大型廃棄物保管庫(新設)
 水処理2次廃棄物(吸着塔)などの大型廃棄物を保管する
(6)汚染土一時保管施設(新設)
 土地造成などで発生する汚染土を金属コンテナなどで保管する

カテゴリー:福島第一原発事故

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