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警察官の顕彰碑建立へ 県警職員有志が南相馬署と双葉署に

 東日本大震災の津波で殉職した県警の警察官4人と行方不明の警察官1人の精神を後世に伝えるため、県警の職員有志は5人が当時所属していた南相馬署、双葉署それぞれの敷地内に顕彰碑を建立する。南相馬署は震災から丸6年となる3月11日に合わせ、双葉署は4月ごろに設置し、住民の避難誘導に尽くした5人の思いを形に残す。
 殉職したのは南相馬署の佐藤政美=(57)=、橋本浩忠=(42)=の両巡査部長、双葉署の増子洋一警部補=(41)=と双葉署浪江分庁舎の古張文夫巡査部長=(53)=、行方不明となっているのは双葉署の佐藤雄太巡査長=(24)=(年齢、肩書はいずれも当時)。5人は震災による津波発生を受け、住民の避難誘導に当たっている最中に津波にのまれた。
 南相馬、双葉の両署が中心となって一線署や県警本部の職員、県警OBに幅広く募金を呼び掛け、賛同者が建設費用を出し合った。
 南相馬署の顕彰碑は縦1.5メートル、横約3メートルの自然石。両巡査部長が津波にのまれる直前まで職務に当たったと刻み、3月11日に除幕式を行う。佐藤実署長は「二人が最後まで職責を果たした証しを形にし、後進に語り継ぐ」と話している。
 双葉署の顕彰碑は縦約1.5メートル、横約1メートルの自然石。震災当時、2人組で誘導に当たった増子警部補と佐藤雄太巡査長の名前から1文字ずつ取り名付け、庁舎近くに植樹した「洋雄の桜」のそばに設ける。3人の名前と当時の状況を記し、桜の咲く頃に設置する予定。佐治誠署長は「命懸けで住民を守った仲間がいたことを署員が忘れず、その精神を語り継ぐ契機としたい」と語っている。

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