県立博物館の特集展「震災遺産展~六本の年輪」は東日本大震災の発生から丸6年を1カ月後に控えた11日に会津若松市の同博物館で開幕した。
富岡町に敷設されていた震災の津波を受けて曲がったJR常磐線の線路や、除染のために伐採された飯舘村の綿津見神社境内にあった大杉の一部など特集展に合わせて初めて公開された約100点が並んでいる。
全方位カメラで浪江町の浪江中体育館や請戸漁港など15カ所の被災状況を撮影した画像をタブレット端末で閲覧できる「震災遺構360°」も初めて展示している。
観覧無料。会期は4月11日まで。月曜日は休館、月曜日が祝日の場合は翌日が休館となる。開場時間は午前9時半から午後5時まで。問い合わせは県立博物館 電話0242(28)6000へ。
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