県民の福島への思いを基に歌詞を作った、福島の今を伝える歌「雲のかなた」が出来上がった。6日、郡山市の郡山ビューホテルアネックスで完成披露会が開かれた。
県民や福島県に関わりのある人から県が公募した「ふくしまへの想い」を基に、歌手の谷村新司さんが作詞、作曲を手掛けた。県クリエイティブディレクターの箭内道彦さん(郡山市出身)が監修した。
歌は幅広い年代の人が「10年後にどうありたいか」をテーマとした。福島は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の甚大な被害を受けたが、将来の自分が笑顔でいられるよう、少しずつ、みんなで前を向いていこう-との思いが込められている。
会場では、昨年の声楽アンサンブルコンテスト全国大会で金賞を受けた郡山市の日大東北高合唱部が「雲のかなた」を歌い上げた。
(カテゴリー:福島第一原発事故)