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11日光で復活 原町無線塔 鎮魂と再生の象徴に

本番に向けて準備を進める須藤さん

 関東大震災の第一報を世界中に知らせた南相馬市原町区の原町無線塔が、東日本大震災から丸6年を迎える11日に復活する。アークライトという特殊な光源を5台使用し、高さ約400メートルに届く光で無線塔を再現する。企画した実行委員会長の須藤栄治さん(44)=日本バーテンダー協会県本部常磐支部長=は「無線塔は、まちのシンボルであり誇りだった。存在を知る世代と知らない世代を結び、鎮魂と再生の新たな象徴にしたい」と意気込む。

 まず10日午後5時から同9時まで、小高区の大富・摩辰地区とJR小高駅前、原町区の萱浜地区、鹿島区の鹿島の一本松と桜平山の5カ所にライトを1台ずつ設置し、空に向けて光を発する。各地で人が集まるように甘酒の振る舞いやキャンドルナイトなどを行う。
 本番の11日は当時無線塔があった原町区の高見公園にライトを集め、午後5時から点灯式を行う。同時に、地元の原町二中生が風船を空へ放つ。
 原町無線塔は大正10(1921)年の完成時、高さ200メートルで東洋一だった。昭和57年に老朽化のため取り壊された。
 解体時に小学生だった須藤さんは本番当日に備え、ライトアップの準備などを進めている。まちにそびえ立つ無線塔の雄姿を今でも覚えている。「歴史的シンボルを現代に呼び起こすことで、原発事故で一度ばらばらになったまちを一つにすることができたらいい」と話している。問い合わせは須藤さん 電話090(4043)5753へ。

カテゴリー:福島第一原発事故

JR小高駅前での点灯のイメージ(すぎた和人さん撮影、加工)

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