東京電力は15日、福島第一原発1号機の原子炉格納容器内部調査で、ロボットの投入準備中に作業監視用カメラに起きた不具合は、カメラとモニターをつなぐケーブルが切れたのが原因だったと発表した。
カメラのケーブルを格納容器内に送り出す装置の一部が設計通りに作られておらず、ケーブルに想定外の負荷がかかって切れたとみられる。
東電は16日に装置の交換を始めるが、調査の再開には数日かかる見通し。
調査は14日に開始する予定だったが、自走式ロボットに先行して投入したカメラの映像がモニターで確認できなくなり、準備段階で中断した。
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