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震災記録 世界と共有 県「アーカイブ拠点施設」基本方針決定

 県は27日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の「アーカイブ(記録庫)拠点施設」の基本方針を決定した。巨大地震、津波、原発事故による世界で初めての複合災害の記録や教訓を世界と共有し、防災・減災、復興の加速につなげると基本理念に掲げた。双葉町中野地区に平成29年度から3年かけて整備し、東京五輪・パラリンピックが開かれる32年夏までに開所させる。
 県庁で開いた新生ふくしま復興推進本部会議で決めた。
 事業の大枠は、記録や記憶の「収集・保存」、複合災害の「調査・研究」、福島の光と影の「展示・プレゼンテーション」、原子力災害の経験に基づく「研修」の提供。災害を体験した県民が「語り部」となり、展示資料に個人の記憶を重ねて解説することで、古里を追われた喪失感などをリアルに伝える。
 復興への取り組みをはじめ、ロボットや再生可能エネルギーなど新産業の最新情報を伝えるため「福島の最前線プレゼンテーター」を組織化する。アーカイブ施設を拠点とした被災地ツアーや教育旅行を促す。
 施設の敷地面積は約3万5000平方メートル。延べ床面積は約5200平方メートルで、内訳は展示・プレゼンテーションに1750平方メートル、収集・保存に980平方メートル、研修室や事務室などに2470平方メートルを想定。3月中に公募型プロポーザル方式で基本設計の受託事業者を募る。

【アーカイブ拠点施設基本構想の基本理念】
(1)原子力災害と復興の記録や教訓の「未来への継承・世界との共有」
(2)福島にしかない原子力災害の経験や教訓を生かす「防災・減災」
(3)福島に心を寄せる人々や団体と連携し、地域コミュニティーや文化・伝統の再生、復興を担う人材の育成などによる「復興の加速化への寄与」

カテゴリー:福島第一原発事故

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