県の「食の安全・安心アカデミーシンポジウム」は3日、郡山市の郡山商工会議所会館で開かれ、消費者が安全な県産食材への理解を深めた。
消費者庁の共催。約300人が来場した。県放射線健康リスク管理アドバイザーの高村昇長崎大教授が基調講演し、放射線被ばくの健康影響や同大が川内村で取り組む支援活動、キノコや山菜の放射性セシウムなどについて詳しく説明した。
「広げよう安心の輪~今、私たちにできること」をテーマに生産者や消費者代表、県職員らが意見を発表した。あったか福島観光交流大使の俳優辰巳琢郎さんは「福島にはおいしい食べ物がたくさんある。プラス思考で福島の良い面をどう伝えていくかが大切な時期を迎えている」と語った。
(カテゴリー:福島第一原発事故)