広野町のふたば未来学園高吹奏楽部は24日、初の定期演奏会をいわき市文化センターで開き、磨き上げた演奏で聴衆を魅了した。
広野町教委、福島民報社などの後援。同部は2015(平成27)年、開校と同時に創設された。3学年がそろい、部員が21人となり初の定期演奏会に臨んだ。
顧問の今野貴文教諭が指揮を務め、校歌の演奏で幕を開けた。第1部は国内外クラシックの名曲を披露。第2部はゲストとして南相馬のMJCアンサンブルらが演奏した。第3部では吹奏楽部の生徒が「銀河鉄道999」「クリスマスハッピーメドレー」などを響かせた。
初代部長の遠藤一成さん(3年)は「少ない人数で頑張ってきたことが実を結びうれしい。自分たちの取り組みを土台に、後輩には一層高いレベルを目指してほしい」と語った。
(カテゴリー:福島第一原発事故)